シンリンサンポ:絵画コラボ

(1999年)シンリンサンポ制作レポート:その1

ほぼ11年前の、シンリンサンポコラボの記念すべき第一回の制作レポートです。
この頃は、自宅の広いガレージを占領して夜な夜な週末は制作に集合してました。
三星さんは2人の娘を出産前。私もまだデザイン会社で体力に任せて仕事をしていた頃です。2人とも、わかい!やせている!
三星さんが作品として切り絵を出してきたのはこれが初めてかと思います。
このHTMLも、テーブルで囲ってあるコーディングに時代を感じる・・けどコピペするよ。

製作風景第一回(99/7/末)
2人集まったからには作戦会議開き、アイスコーヒーで語らいながら今後の展開を、大雑把かつ大胆に決める。決める前に手が動く。
取りあえず、誰もが予想する「二人で描く」という動きにでる。しかし、これはあまりに予想出来過ぎていてお互いこの混沌としたグレー世界に対して興味が出ない。
「相殺!と言って張り切っていたが、根本的に美しくないと駄目だね」
「これじゃ~気持ち良く無いね」
「・・・・」
ここで、ミツボのアイディアとして、ミツボのキャラクターをキャンバスと同じ綿キャンで切り抜き、貼る。という方向へ。
飽くまでも二人の共通世界を再現するならば、描くという行為にこだわるよりも2人の要素がフィジカルに結びつくと思われる。
キャラクターの量産、バリエーション。ミツボワールドのネガ版といった感じ。
オジーの作品左下に女の子配置!
2人でこの世界観に驚く。光の洪水の中に女の子のような存在が、入ろうとしてる様は、綺麗だけれど異様な雰囲気がある。
ここで、ある程度の製作方向が定まる。
「う~ん、おもしろい」が何回も会話に出てくる。
切り取ったパーツをオジーはいつもどうり、染めの方向へ、ダークグリーン、コンポーズブルー、キャンバスと同じ様にザブザブ染め、絵の具をパシャパシャ。
「ミツボ、クマが出て無いね(パシャパシャ)」
「よし、クマだね(ちょきちょき)」
今回の名作はこちら

「深い森の陰から飛び出たクマが次の森に移って行くところかね」
「座敷わらしのようだね、これは」
「明るくさわやかではないね」
「キャラクターの配置によってストーリーを想像したり、深読みできる展開だね」
ドローイング
これら、ドローイングは紙上なので綿キャンバスと違い透明感と発色が良いため、非常に見ごたえと、勢いのある作品ばかりです。
これは、2人で勢いにまかせお互いの筆跡にインスピレーションを受けつつ自動手記のように進めていたので、タブロー(キャンバス)作品よりもより本質的な部分で言い切り強い。
実際はドローイングの方に興味を持たれる方のほうが多いんですよ。